Googleマップに出ているのに来ない店の、7つの点検ポイント【集客のネタ帳#26】

読了5分|費用ゼロ
Googleマップで上位に出ているのに電話が鳴らないなら、MEO業者にお金を払う前に、いちばん新しい口コミの日付を見てください。
点検にかかるのは、スマホ1台と5分だけ。
費用はゼロです。
直す場所が見つかれば、その日のうちに手を打てます。
上位なのに、電話が鳴らない整体院
ある地方都市の駅前に、開業8年の整体院がある。
腕はいい。
星は4.5。
「地域名+整体」で検索すれば、Googleマップでも3位以内に出てくる。
問題はそこだった。
上位に出ているのに、新規の問い合わせが、半年で月10件から4件に減っていた。
そんなとき、MEO業者から営業が来た。
「1位を取りましょう。
月額3万円です」。
院長は、本気で契約を考えた。
「1位になれば、きっと戻るはずだ」
ただし、順位は落ちていなかった。
相談を受けたDMDの担当者は、順位の話をする前に、ひとつだけ質問した。
「先生、いちばん新しい口コミは、いつですか?」
院長はスマホを開いて、黙った。
7か月前だった。
止まった時期は、受付のスタッフが辞めた時期とぴったり重なっていた。
調べていくと、止まっていたのは口コミだけではなかった。
お会計のときに渡していた口コミ用のQRカードが、レジ横の引き出しの奥にしまわれていた
Googleの営業時間が開業当初のままで、実際には開けている土曜の午後が「休み」になっていた
一番上に表示される写真が、開業前に撮った誰もいない院内だった
院長は、契約の印鑑を押さなかった。
お会計の声かけを戻した。
営業時間を直した。
患者さんがいる院内の写真を撮り直した。
3か月後、問い合わせは月9件まで戻った。
順位は、ほとんど変わっていない。

順位を買わなかった。
止まっていた流れを、戻したのだ。
※この話は、DMDが支援してきた複数の実例を組み合わせて再構成したものです。
順位には、2つある
多くの店主が、こう信じている。
「上位に出れば、お客様は来る」
半分だけ正しい。
上位に出るのは、見つけてもらうところまでだ。
その先で、お客様はもう一度、店を選んでいる。
つまり、順位には2つある。見つかる順位と、選ばれる順位だ。
Whitesparkの調査も、この2つを分けている。
47人のローカルSEOの専門家が、187の要因を採点した。
そのとき「地図の順位への影響」とは別に、「来店や問い合わせにつながるか」も点数をつけている。
しかも、見つかる順位は毎日揺れる。
地図の順位の変動を追いかけているBrightLocal社によれば、何もしていなくてもある程度上下するのが普通だ。
飲食店やホテルは、特に揺れが大きいという。
毎日揺れる数字だけを見ていても、電話は鳴らない。
時代で並べると、よくわかる。

多くの店の対策は、まだ平成に留まっている。
差がつくのは、令和の段階だ。
実際、2026年版の調査では、口コミと、お客様の行動にもとづく要因の重みが上がったとまとめられている。
では、選ばれる順位を下げているのは何か。
次の7つを、あなたの店で確かめてほしい。
※調査はアメリカを中心とした専門家の評価で、Googleの公式発表ではありません。
以下の順位は、「来店や問い合わせにつながるか」の採点です。
7つの点検ポイント

検索で見つかるのは入口だけだ。
その後、お客様は口コミからページまで、段階ごとにお店を比べている。
7つの点検は、その段階に1つずつ置いてある。
1. いちばん新しい口コミは、3か月以内か
お客様は星の数より、「最近ここに行った人がいるか」を見ている。
DMDの支援先でも、星は変わらないのに、口コミが途切れた時期に問い合わせが落ちることが何度もあった。
調査でも、口コミの新しさは120項目中7位。
一度にまとめて増やすより、途切れずに入り続けることが評価されている。
逆に、短期間に急に増えることは、アカウント停止のリスクにも挙がっている。
2. 星1の口コミに、落ち着いた返信がついているか
返信を読むのは、書いた本人ではない。
次に来るお客様だ。
ほとんどの口コミにオーナーが返信していることは17位。
どの口コミにも返信していないことは、マイナス要因に挙がっている。
3. 写真が、古いままになっていないか
写真と動画の質は11位。
業種に合った写真かどうかも見られている。
素材写真やAIで作った写真は、マイナス要因だ。
Googleのお店のページには、実際の店内、スタッフ、商品を撮った写真を載せよう。
4. 営業時間と定休日は、今と合っているか
ここは一番見落とされている。
検索した瞬間に営業中かどうかは、地図の順位でも5位、来店への影響でも6位。
閉店の1時間ほど前から順位が下がり始めるという。
ただし、実際と違う時間を載せるのは絶対にやめよう。
来たお客様を怒らせて、そのまま星1になる。
5. メインカテゴリーは、今も正しいか
「美容室」「整体院」のような、お店の分類のことだ。
メインカテゴリーは地図の順位で1位。
間違っていると、マイナス要因の2位になる。
しかもGoogleのカテゴリーは、毎月のように追加や名称変更、削除がされている。
一度設定したら終わりではない。
6. 電話・予約・LINEのボタンが、すぐ押せるか
予約機能が使えることは14位、予約用のリンクがあることは15位。
「行ってみたい」と思った瞬間に押せる場所がなければ、お客様は隣の店を見に行く。
7. リンク先のページで、来た人を取りこぼしていないか
スマホで読みやすいことは4位。
サービスごとの専用ページがあることは8位、表示の速さは18位。
長い文章より、お客様が知りたい答えを最初に置くほうがいい。
3つ以上当てはまったら、順位を上げる前に、まずここを直してほしい。
店は変わっていなかった
この整体院だけが特別なのではない。
アメリカでは、もっと極端な例もある。
ある洗車業者は、Googleに地図上のピンを約320km先の砂漠に移され、電話がゼロになった。
移転したのに、順位だけが古い住所に残っていた店もある。
アメリカでは2026年7月に「スムージーショップ」というカテゴリーが生まれ、わずか2か月後に消えた。
同じ年4月には、引っ越し業のカテゴリーが名前ごと変わっている。
全部、構造は同じだ。
店は何も変わっていなかった。
変わっていたのは、Googleの中の店だけだった。
だから、点検は一度きりでは足りない。
今週やること
月額3万円の順位対策は要らない。
スマホ1台と、5分だけでいい。
まだMEO業者に電話しないでほしい。
広告費も足さないでほしい。
お客様の目で検索する。 店から少し離れた場所で、「地域名+業種」をスマホで検索する。休みの日の夕方など、お客様が探しそうな時間にも一度やってみる。
7つに○×をつける。 自分の店だけでなく、隣に並んだ店とも見比べる。
×の一番上を、1つだけ直す。 口コミが止まっていたら、今日のお会計から、この一言を添えよう。
「よかったら、Googleにひと言いただけると、すごく励みになります」
期限は今週。
費用はゼロ。
最後に
あなたの店のいちばん新しい口コミは、いつですか?
自分で点検する時間がなければ、DMDが無料で点検します。
LINEで「点検」と送ってください。
同じことで悩んでいる店主仲間がいたら、この記事をそのまま転送してあげてください。
出典
Whitespark「2026 Local Search Ranking Factors」(2025年11月公開、専門家47人の調査)
Sterling Sky「Google Business Profile Categories List Changes」(アメリカのカテゴリー変更記録)



